ないものねだり

ないものねだり

ご近所の、同じ歳の奥さんの話(仮にAさんとします)。
町内会や子ども会などで一緒に何かをする機会が多かったのですが・・・。
Aさんは仕事をしていなかったので「それやっておきます」「その日、私参加できます」「それ、作っておきます」的な感じで
なんでも一人でやってしまう、そしてそれが完璧にできてしまう人でした。

 

ただ、喜んでそれをやっているかというとそうでもなく・・・
そういう仕事って「グループ」でやることが多いのですが、当然時間に余裕のある人ばかりでなく、
スキルのある人ばかりでもない。
Aさん面白くなかったのでしょう、自分の思うレベルに届かないと影でいろいろ言っているのが伝わってくるんですよね・・・。
細かい人でもあったので、同世代の奥様方からなんとなく敬遠されがちでもありました。

 

半年ほど前、近所の別の奥さんから「Aさん、仕事始めたんですって?!」とメールが。
聞けばフルタイムでのお仕事だそう。
この歳で突然のフルタイム・・・すげーなーと思いながらそのまま時は過ぎ・・・
先日、スーパーでばったり会いました。

 

「お仕事始めたんですってねー、どう?」と話しかけたら
「体力的にはツライ、でも精神的にはラクになった」と。

 

「仕事は大変だけど、自分に収入があるって大きいし、
「仕事があってできない」という人の気持ちが分かる。
今まで『働いていないからって私ばっかりソンをしている』と思っていたけれど、
今はできないことはできないと言えるようになった。
本当は、仕事している人たちをどこかでうらやましかったのかも・・・なんか苦しかった」

 

以前はそんなことを人に言う人ではなかったのに・・・人って変わるものですねー。
ずっと働いている私は逆に、子供たちに「おかえり」が言える環境うらやましかったよと言いました。

 

それぞれ、いろいろな思いを抱えているんだなー。